難しいほうの仕事には、ちゃんと手がついているんです。
止まるのは、そのとなりにある、ほんの小さな一手間のほうで。
僕も、そうでした。やりたかった大きいことは進むのに、その手前の単純なところで、毎回つっかえる。ずっと、自分の根性が足りないんだと思っていました。でも、ちがいました。

難しい塊には、人はちゃんと向かっていける
難しいことには、人は向かっていけるんですよ。
「よし、勉強するか」と言えますし、人にも「いま勉強中です」と言えます。だから、進みます。
ところが、小さなめんどくさいのほうで止まる。
これは先月、僕が自分で言葉にした線です。人は難しい塊には向かっていくのに、小さなめんどくさいで止まる。

止まるのは、となりにある小さな一手間
あなたにも、思い当たるものがありませんか。
毎回おなじ形に、手で打ち直しているもの。毎回おなじ文を、はじめから書いているもの。どこにしまったか分からなくなって、毎回探しているもの。
1つ1つは、3分とか5分なんですよ。
だから「あとでやろう」で済んでしまう。済んでしまうから、ずっと残る。
僕も、ちゃんと測ってみたんです。1つ1つは簡単な作業なんですけれど、合わせるとすごい時間でした。

言えない理由は、やる気ではなく「簡単だから」
ここが芯のところです。
その一手間のことを、あなたは誰かに言っていますか。
たぶん、言っていないと思います。
難しいことなら、言えるんですよ。「ここが分からなくて」と言えます。でも、簡単なことは言えない。「こんなことで困っています」が、口から出ない。
なぜか。簡単だからです。
あなたはもう、その道のプロで。資格もあって、お客さんを何人も相手にしてきている。そのあなたが、こんな単純なことを、今更聞けない。
その正体は、今まで恥ずかしくて言えなかった「めんどくさい」。こんな単純な作業なんて、今更聞けないよ、の連続でした。
だからこれは、やる気の話ではないんです。
そして、言わないものは、誰にも渡りません。渡らないから、自分の中に残ります。残ったまま、来週もおなじ顔で戻ってくる。そのあいだに、本当にやりたかったことが、どんどん後ろへ下がっていきます。

その恥ずかしさは、どこから出てきているか
出どころは、結果だけを見て、自分と人を比べているところです。
いま上手にやっている人も、1円も稼げなかったところを、100パーセント通ってきています。そこを通らずに、いまの場所にいる人は、1人もいません。
それに、誰も教えてくれなかったんですから。知らないのは、当たり前なんですよ。

きょうの一歩:「めんどくさい」で文を終わらせない
やってみてほしいのは、1つだけです。
「めんどくさい」で、文を終わらせないでください。次の言葉まで、続けて言う。
めんどくさい。で、本当は、こうしたい。
この後ろのほうを、くっつけるだけです。

だらしなさの話が、段取りの話に変わる
やってみると、はっきり分かります。
「めんどくさい」だけで止めていると、それは自分のだらしなさの話に聞こえるんですよ。
ところが、次の言葉がくっつくと、聞こえ方が変わります。
請求書を毎月打ち直すのがめんどくさい。で、本当は、その時間でひとりずつに手紙を書きたい。
もう、だらしなさの話ではないですよね。これは、段取りの話です。
だらしなさは人に言えませんが、段取りなら言えるんですよ。言えたら、やっと渡せます。

順番は、どちらからでもいい
AIの側の話も、1つだけ。
さっき、だらしなさの話が、段取りの話に変わりましたよね。段取りになった1文は、そのまま打てます。
人に言うのは、まだ早い気がする日があります。その日は、打つほうから始めていいんです。順番は決まっていません。
さっきの1文を、そのまま打つだけです。
めんどくさい。で、本当は、こうしたい。
そのあとに、ひとこと足します。これのどこなら、代わりにやってもらえますか、と。
返ってきたものが、ぴんと来なかったとき、そこで1つ分かることがあります。本当に渡したかったのは、そこじゃなかったんだな、と。

まとめ
難しいことには、人はちゃんと向かっていけます。
それでも小さいことで止まるのは、小さいから言えないからで。言えないものは、渡りません。
だから、終わりまで言ってみてください。「めんどくさい」のあとに、「で、本当は」まで。
言えなかった理由は、怠けではありません。簡単すぎた、それだけです。
僕はこう思うけど、あなたはどう思う。
動画では、同じ話をもう少しゆっくり、例を足しながら話しています。
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▼チャプター
0:00 止まるのは、難しいほうじゃなかった
0:23 きょう話す順番
0:35 難しい塊には、人は向かっていける
0:57 思い当たるのは、こんな一手間
1:09 1つ1つは3分とか5分。でも、測ってみたら
1:23 その一手間を、誰かに言っていますか
1:41 言えない理由は、簡単だから
1:52 恥ずかしくて言えなかった「めんどくさい」
2:05 言わないものは、誰にも渡らない
2:23 その恥ずかしさは、どこから出てくるのか
2:50 きょうの一歩:「めんどくさい」で終わらせない
3:06 だらしなさの話が、段取りの話に変わる
3:31 段取りになった1文は、そのまま打てる
4:07 まとめ
言えなかった一手間は、誰かが先に口に出しているのを聞くだけで、急に自分も言えます。おなじ一手間を先に口に出した人が、ラインの部屋に何人か、います。おうちAI研究所と呼んでいる部屋です。気になったら、のぞいてみてください。
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