AIで書いた文章は、AIで読まれています|出す前に、AIへ聞く1つの質問

AI活用

AIに「いい感じにまとめておいて」とお願いすると、きれいな文章が返ってきます。誤字もない。読みやすい。しかも、けっこうな長さになる。

そのまま出す。ここまでは、みんなやっています。僕もやります。

問題は、その先でした。

こんにちは、おうち起業家育成コーチのごとんです。きょうは、AIに書かせた文章を出す前に、30秒でできる確かめ方の話をします。

書いたのもAI、読んだのもAI

きのう、マイクロソフトのオフィス部門をまとめている人の話が記事になっていました。

その人のところに、社員から文書が届いたそうです。読んでみたら、明らかにAIが書いたものだと分かった。

それで、どうしたか。自分の手元のAIに、要約させたんですね。

出てきた要約に、新しい見方をくれるものは、何もなかった。そう書かれていました。

ここ、ちょっと立ち止まってほしいところです。

書いたのはAI。読んだのもAI。人間は、一度も通っていません。

受け取った側も忙しいので、長い文章が届いたら、いまはそこでもAIが使えます。貼りつけて、短くして、と打つ。これで往復が一度、終わります。

でも、あなたの言葉は、そのあいだを素通りしていったわけです。

記事のなかで、その責任者は「これは悪循環です」と言っています。もとは英語なので僕なりの言葉にすると、似たような文章ばかりの海のなかで、書くことも読むことも避けるための、とても高くつくやり方になってしまう、そうならないようにしよう、という内容です。

高くつく。ここが、僕は刺さりました。

時間は使っている。AIの利用料も払っている。文字数も増えている。なのに、渡ったものはゼロ。

大きな会社の話に聞こえますけど、顔を出さずに文章で発信している人ほど、この往復のまんなかにいます。

出す前に、AIに1つだけ聞く

じゃあ、どうするか。

僕がやっているのは、相手にやられる前に、自分で先にやってしまう、という方法です。さっきの人がやったことを、自分の文章に向けるだけ。ただ、記事にこう書いてあったわけではなくて、僕なりの応用です。そこは先にお断りしておきます。

手順は3つです。

1. AIに書かせた文章を、まるごとコピーする

2. AIの入力欄に貼りつけて、こう打つ。この文章のなかで、書いた人にしか書けなかったところは、どこですか

3. 返ってきた答えを読む

見るところは、1か所だけです。

AIが「ここです」と場所を指してきたか。それとも「全体的に丁寧です」みたいな、ぼやっとした感想で返ってきたか。

指してきたら、出していいです。指してこなかったら、まだ出さない。

きれいだから出していい、ではないんですね。短くしても消えないものが入っているか。そこだけ見ます。

30秒あれば終わります。

指してもらえなかったときに、足すもの

指してもらえなかったら、どうするか。

書き直さなくていいです。1つ足すだけです。

足すのは、あなたが見た場面です。お客さんに言われた言葉。あのとき自分がやってしまった失敗。うまくいかなかった日のこと。日付でも、人数でも、その場の様子でもかまいません。

どこに足すか迷ったら、それもAIに聞けます。入力欄に「私が実際に見たことを入れると効きそうな場所を、1か所だけ教えてください」と打つ。すると「ここに具体例があると読み手が助かります」という感じで、場所を指してくれます。

そこに、あなたの話を2行だけ入れる。

そのうえで、さっきの質問をもう一度します。今度は、その2行を指してきます。

指してきたということは、AIから見ても、そこがいちばん濃かったということです。

「たくさん使った」を、成果にしない

同じ記事のなかで、もう1つ気になったところがあります。

AIをどんどん使おうとしている会社では、AIをたくさん使ったこと自体を、がんばった証拠と見なしてしまう空気があるそうです。記事では「トークンマキシング」と呼ばれていました。

それで、マイクロソフトの役員の1人が、社内のメールで、必要以上にたくさん使うのは避けてほしい、と伝えたと報じられています。目指しているのはそこではない、お客さんと事業にとって意味のある結果を大きくすることに集中してほしい、という内容でした。

大きな会社の話です。でも、ひとりでやっている僕たちにも、そのまま来ます。

きょうAIで10本書いた。それが、その日の成果になってしまう。

僕にも、その気持ちはあります。作った数が増えていくと、進んでいる気がするんですよね。でも、増えているのは、下書きの数だけだったりします。

だから、数えるところを1か所だけ変えます。

週の終わりに、作った本数ではなくて、返事が来た数を数える。コメントでも、問い合わせでも、読んだあとの一言でもいいです。

0でも、落ち込まなくて大丈夫です。数えはじめた週なので。

変わるのは、数える相手です。自分がどれだけ動いたか、から、相手がどう動いたか、に移ります。

今日の一歩

いちばん最近、AIに書かせて出した文章を、開いてみてください。

それをコピーして、AIに貼りつけて、こう打ちます。

この文章のなかで、書いた人にしか書けなかったところは、どこですか

返ってきた答えを見たら、きょうは終わりです。直すのは、あしたで大丈夫です。

AIで書いた文章は、AIで読まれます。だから、出す前に1つ聞く。それだけで、素通りされる側から、抜けられます。

僕はこう思うけど、あなたはどう思う。

動画では、この流れを画面つきでゆっくり話しています。

YouTubeで説明してます

よかったらみてください

AIに書かせたものを出していいのか迷う日は、そばで聞ける相手がいると早く終わります。

気になったら、のぞいてみてください

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出典: GIGAZINE「Microsoft Officeの責任者が『AIが生成した質の低い文書』に対して苦言」(2026年9月3日) https://gigazine.net/news/20260903-microsofts-office-ai/

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