自分の投稿に、保存がついた日のことです。うれしいですよね。見てくれた人が、わざわざ手を動かしてくれたということですから。
ただ、そのあと返事が来たかというと、来ていない。保存はされた。でも、そこから何も起きない。
これ、僕も何回もやりました。

保存がついた時点で、役には立っています
まず、ここは疑わなくていいところです。役に立たないものは、保存すらされません。
問題は、保存のあとです。
保存した人は、そのページを開くでしょうか。……開かないんですよね。僕も開いていません。あとで読もうと思って入れた場所が、いまどうなっているか、思い出せないくらいです。
つまり、役に立って、そこで切れている。知りたいことが分かったら、もう用はないわけですから。

説明を増やす方向には、出口がない
反応が薄いと感じたとき、人はたいてい同じほうに走ります。
書き足りないのかな、と思って、説明を増やします。言葉づかいも、もっときちんとしようとします。写真も足そう、となります。
気持ちは、よく分かります。足りないんだから足すしかない、と思いますよね。ただ、その先に出口がないんです。
やり方の説明は、誰が書いても、だいたい同じになります。順番が決まっているものだから、そうなるのが当たり前です。しかも今は、その説明をAIがいくらでも出してきます。きれいな形で、何通りでも。
細かく書くほど、同じ顔のものの中に混ざっていきます。

ポストの脇のゴミ箱に残った、手書きの1枚
僕の住んでいるところは、ポストの脇にゴミ箱が置いてあります。入っていたチラシは、たいていそこで捨てられます。家の中にすら入りません。見ている時間は、1秒か2秒です。
きれいに作ってあるものも、同じでした。
ところが、1枚だけ、いつも手元に残るものがあります。毎月1回入る、手書きのチラシです。リフォームの会社のものです。
僕はそれを、ちゃんと中まで見ます。そして「うちは今リフォームしないから」と言って捨てます。捨てるんですけど、月の頭に必ず入ることまで、覚えてしまっているんです。
これ、チラシとしては役目を果たしていますよね。もし本当に頼む気になったら、その1枚を待つか、探すと思います。

安く作れるようになったのと、全員が同じ見た目になったのは、同じ時期だった
わら半紙に手書きだったものが、コピー用紙になって、ワードになって、いまは無料の道具できれいに作れます。
作れるようになったのは、いいことです。ただ、同じ顔のものが一気に増えました。
きれいなものほど見られない。そして同じことが、いま、文章で起きています。
AIで書けたのがうれしくて、そのまま出す。それが悪いわけじゃないんですけど、出てきた形は、みんな似ています。きれいなチラシが玄関で捨てられるのと、同じところに行きます。

手を入れるところは、順番に3つ
1つめ:役に立つところには、手をつけない
短くしなくて、いいんです。書いたものは、そのままにしておきます。やるのは、増やすほうだけ。となりに、もうひとつ入れます。
2つめ:入れるのは、その話とは関係ない、自分のこと
関係ない、で合っています。関係のあることを足すと、説明が長くなるだけなんですよ。
作り方を書いている人なら、その下に、昔やっていた仕事のこと。苦手なもののこと。その日の自分のこと。ひとことで、いいです。
ただし、人の名前や、住んでいる場所は出さないでください。自分のことだけにします。
3つめ:入れたことの受け取り方を、自分から書かない
そこに「私はこう思っていて」と続けると、読んでいる人の顔が曇ります。
入れたら、そこで手を止めます。どう受け取るかは、向こうが決めることです。こっちが「分かってください」と言わないほうが、なぜか伝わるんですよね。

名前も顔も出していない場合
顔も名前も出さずにやっていると、手がかりは文字だけになります。
その文字の中で、これは誰が書いたやつだ、と分かるのは、役に立つところではありません。関係ない話のほうです。やり方のところは、書く人が変わっても、似てきますから。
僕自身は、うまくいった話よりも、困っている話のほうを出しています。うまくいったところだけ見せると、できるでしょ、で終わってしまって、誰も手を貸してくれないんです。うまくいっていません、と書いた日のほうが、人は動いてくれます。

今日の一歩
前に出した投稿をひらいて、仕事とは関係ない、自分のことを足してみてください。
長さは、ひとことで足ります。説明になりそうだと思ったら、そこでやめてください。
足りないのは、情報の量じゃありませんでした。役に立つ話の横に、仕事とは関係ない、自分の話があるかどうかでした。
やり方は、この先もどんどん出てきます。でも、あなたが見てきたものは、あなたのところにしかありません。
動画では、この話を順番に、絵つきで話しています。
YouTubeで説明してます
よかったらみてください
↓
入れたひとことが、これで合っているのか、自分では分からない日があります。そういうものを見せ合っている集まりが、おうちAI研究所です。のぞくだけでも大丈夫です。


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