
資格をとって、修了の知らせも届いた。なのに、まだ1回も始めていない。気がつけば、半年がたっている。
「私、やる気がないのかな」「向いていないのかも」。そんなふうに自分を責めているなら、この記事は役に立つかもしれません。
僕はこのところ、資格をとってこれから教える側に立とうとしている方たちと、よく話をしています。セミナーの場でも、1対1のオンラインの相談でも。そこで何度も聞いたのが、「めんどくさい」という言葉でした。
出てくるのは、始める前の話でした

めんどくさい、と聞くと、学んだ中身がむずかしいのかな、と思いますよね。ところが、よく聞いてみると、講座の中身の話はほとんど出てきません。
出てくるのは、始める前の話です。始める前にやっておく、こまごまとした作業のこと。1つ1つはどれもむずかしくないのに、それが次から次へと、つながって出てくる。
止まっていた場所は、講座が始まるより前にありました。めんどくさいと感じる作業の連続と、それをひとりでやろうとしていたこと。僕はそう思いました。

僕自身、ネットで買い物をしていて感じることがあります。買う前の最後に、見る画面がひとつ増えて、前より時間がかかるようになったな、と。たった1枚です。でも、その1枚で、人の手は止まります。
パソコンに慣れている人でさえ面倒だと感じる手順なら、慣れていない人は、もっと早い段階で止まっています。
「めんどくさい」が、口に出せない理由

では、なぜそこで止まっていることを、人に言えないのでしょう。1つ1つが、簡単だからです。
入力くらい。書類くらい。こんなことで止まっているなんて、言えない。言ったら、やる気のない人だと思われそう。
だから、言葉が「作業」から「自分」にすり替わります。「私、向いていないのかも」。
ここが落とし穴です。「向いていない」と打ち明けられても、まわりの人は励ますことしかできません。どこを手伝えばいいのか、分からないからです。

AIの講座を開いたときにも、同じことに気づきました。口で説明しただけのことは、かえって、みんなできない。一緒に画面を見ながら「次はここを押してね」とやると、進みます。
一度やった人から見れば、くどい説明です。でも、はじめての人は「これ、押して大丈夫なのかな」のところで止まっています。
言い直すのは、1行だけ

ここからが、やり方です。自分を責める言葉を、作業の言葉に言い直します。型は、これだけです。
「何の手続きの、どこで止まっているか」
たとえば、「やる気が出ない」ではなく、「予約を受けるサービスの、最初の設定画面で止まっている」。「向いていない」ではなく、「申し込んでくれた人に送る、最初の案内メールの書き方が分からない」。
言い直せたかどうかの見分け方は、1つです。その1行を聞いた人が、「ああ、そこはね」と答えられるかどうか。「そうなんだ、がんばってね」としか返せないなら、まだ自分を責める言葉のままです。
1行になったら、AIに聞けます

作業の言葉になった1行は、そのままAIに渡せます。スマホで使える無料のAIで十分です。こう打ちます。
> 教室の予約を受けるサービスに、登録したところです。最初の設定画面の、受付時間を入れる欄で止まっています。初歩的なことかもしれませんが、ここに何を書けばいいのか、はじめての人にも分かるように教えてください。
前半の「何の手続きか」と「どこで止まっているか」は、あなたの1行に入れかえてください。「初歩的なことかもしれませんが」は、なくても通じます。でも、書いておくと、打つ気持ちが楽になります。AIは、何回聞いても、あなたを面倒な人だとは思いません。

押すのがこわいボタンの前で止まっているなら、こう聞いてみてください。
> この画面で、送信のボタンを押す前に、確かめておいたほうがいいことを教えてください。
ただし、その手続きの決まりごとは、手続きの案内に書いてあることがいちばん正しいです。最後は、案内と見くらべてから押してください。
同じ1行は、人にも渡せます

作業の言葉になった1行は、人にも頼めます。同じ資格をとった仲間や、家族に。
> 予約の設定画面で止まってるの。10分だけ、画面を一緒に見てくれない?
これなら、相手も手伝い方が分かります。10分なら、頼まれるほうも気が楽です。止まっている人も、背中をちょっと押してくれる仲間が1人いると、動き出せます。
ひとりで仕事を始めると、申し込みの受け付け、お礼の連絡、ちょっとした事務が、毎月やってきます。止まった場所を1行で言えるようになると、そのたびに、AIにも人にも聞けるようになります。僕自身も、めんどくさいと思ってあきらめていたことが、AIに手伝ってもらうようになってから、できるようになりました。
きょうの一歩

止まっている手続きを1つ選んで、「何の手続きの、どこで止まっているか」を、1行だけ書いてください。書けたら、AIに打つか、誰か1人に見せる。どちらか片方で十分です。
動画では、この話をもう少しゆっくりお話ししています。
YouTubeで説明してます
よかったらみてください
↓
同じ場所でつまずいている人と話せる集まりとして、オープンチャット「おうちAI研究所」もやっています。
気になったら、のぞいてみてください
↓
パソコンが苦手な人でも安心。それが、おうち起業家の育成コーチです。


コメント