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title: パソコンが苦手な人ほど、AIには向いています|つまずいていたのは、AIではありませんでした
theme: AI活用
video: https://youtu.be/Uu8G3mgMguo
status: draft(投稿はごとん承認後)
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セミナーで習って、家に帰ってパソコンを開く。そこまでは、できます。
でも、そこから先が動かない。しばらくして、そっと閉じる。
「やっぱり自分には向いていないのかな」と思いながら。
その閉じ方をしたことがある方に、お伝えしたいことがあります。
向いていないのでは、ありませんでした。

九十分のうち、AIの話はほとんどありませんでした
僕は、AIを仕事に入れるところを、人の隣に座って手伝う日があります。
先日も、九十分かけて一人ぶんを入れました。そのうち、どれくらいがAIの話だったと思いますか。
ほとんど、ありませんでした。時間を食ったのは、全部パソコンの操作のほうです。
画面がいくつも開いて、いま自分がどれを見ているのか分からなくなる。
うつしたい文字が、うつせない。つないでいた画面が、いつのまにか切れている。
その一つずつを直しているうちに、九十分が終わりました。前に手伝った方のときは、三時間かかっています。
つまり、家でパソコンを閉じたあの日。閉じさせたのは、AIではなかった、ということです。

パソコンは覚える道具、AIは頼む道具
パソコンは、覚えて、その通りに操作する道具でした。順番を間違えると動きません。
AIは、そこが違います。話して、頼む道具です。
覚えている人が強いのではなく、困っていることを言える人が強い。
だから、順番どおりに操作してきた人ほど、AIの前で手が止まります。
正しくやらなきゃ、間違えたら壊れる、と身構えてしまうからです。
僕がAIを面白いと思ったのは、絵が描けないのに、絵が描けるようになったときでした。
自分の腕が上がったわけではありません。ただ、できるようになった。
僕は、AIのことを踏切板だと思っています。高い壁を、ひょいっと飛び越えるための板です。
脚が速くなったわけではない。板を踏んだから、越えられた。それだけの話です。

やり方① 覚えるのをやめて、見えているまま言う
新しい言葉を覚えようとするのを、やめてしまいます。
多くの方は、まず言葉を覚えようとします。聞き慣れない横文字が出るたびに、これを覚えないと使えないと思ってしまう。そこで疲れて、閉じます。
覚えなくて、大丈夫です。画面に見えているものを、見えているまま言えば通じます。
> 左の上に四角いのが並んでいるんだけど、これは何ですか。
これで、答えが返ってきます。
もっと言うと、「いま何をしたらいいか分からなくなりました」と、分からない状態そのものを渡していい。
向こうから「いまどの画面が出ていますか」と聞いてきます。

やり方② 質問しないで、相談する
このごろ、質問力という言葉をよく見かけます。うまい質問をすれば、いい答えが返ってくる。だから磨きましょう、という話です。
僕は、そこにずっと引っかかっています。質問力なんて、上がりません。上げられるのは、相談力のほうです。
聞きたいことがはっきりしているなら、もう半分は解けています。
困っている人は、聞きたいことがはっきりしていないから、困っているわけです。
やり方は、二つだけ。
1. いま困っている場面を、そのまま書く(うまくまとめない。まとまっていたら、それは相談ではなく報告です)
2. そこに、自分の見立てを一つ置く
たとえば、こうです。
> お客さんから返事が来たけれど、なんと返したらいいか分からなくて、二日たってしまいました。僕はこう思うんだけど、どう思う。
見立てを置くと、相手はこちらの考えに乗ってきます。
答えだけがぽんと来るのではなく、「こういう場合はどうですか」と聞き返されます。
質問は、答えをもらう形です。相談は、一緒に考える形です。

やり方③ こちらが答える側に回る
こちらが聞くのをやめて、答える側に回ります。送る言葉は、一行です。
> 私のことを知りたいので、そっちから質問してきてください。
そう書くと、向こうが質問してきます。これまでどんな仕事をしてきましたか。人からよく頼まれることはありますか。
自分では思いつかない角度から、順番に聞かれます。うろ覚えのまま答えて、あとから違ったと言えば、直してくれます。
僕自身、これをやりました。二十七年いた会社でやってきたことを「全部聞き出して」と頼んだんです。一日に八時間、それを三日。
三日目に出てきたのは、自分の職務経歴書ではありませんでした。
自分がどういうときに機嫌よく働いていたか、という記録のほうです。聞かれなかったら、一生書かなかったと思います。

覚えることが、減っただけでした
パソコンが苦手なことは、AIの前ではハンデになりません。覚えることが減っただけです。
むしろ、そこで効いてくるのは、人に相談してきた時間のほうだと思っています。
僕は長いあいだ、決めるところまでは早いのに、自分で手を動かす段になると進まない人でした。
それは自分の性格だと思っていました。ちがいました。手を動かす人が、隣にいるかどうかでした。
いまは、その人が隣にいます。
だから、あなたの仕事は、何をやりたいかを決めることだけになります。

今日の一歩
お使いのAIに、一行だけ書いてみてください。
> 私のことを知りたいので、そっちから質問してきてください。
返ってきた質問に、三つだけ答えます。四つめからは、やらなくていいです。
三つ答えたら、いったん閉じてしまってください。それだけで、あなた専用の材料が、向こうに残ります。
来年のいまごろ、AIは使えて当たり前になっていると思います。
みんなが携帯電話を持ち始めたころ、ガラケーでいいじゃんと言っていた人も、数年でスマホになりました。同じことが起きます。
だから、いま覚えられないことは、覚えなくていいです。
▶ 動画で見る(9分19秒・チャプター付き)
途中で分からなくなったときのために、オープンチャット「おうちAI研究所」を置いてあります。
人の詰まった画面を、みんなで眺めているような部屋です。


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