
ChatGPTに聞きたいことを聞いて、答えをもらって、画面を閉じる。
そのあと、ついでに買い物のサイトをのぞく。
そこまでは、ぜんぶ、ふつうの一日です。
ところが2026年9月25日に、そのあとに見たページの情報が、OpenAIへ送られる場合があるという報告が出ました。
こんにちは、おうち起業家育成コーチのごとんです。
こわがらせる話をしに来たのではありません。今日そのまま真似できることを3つ用意したので、それだけ持ち帰ってください。
打ち込んでいないのに、届いている

報告したのは、セキュリティの調査をしている Buchodi というところです。
ここで足を止めてほしいのは、打ち込んでいない、というところなんです。
AIに相談したわけでもない。文章を貼ったわけでもない。ただ、あとで別のサイトを見ただけ。
僕はこれまで「AIに何を入れるか気をつけましょう」という話を、何度もしてきました。
でも今回のは、その見張り方だと通り過ぎてしまいます。気をつけていたのは、打ち込むところでした。
何が起きているのか

ブラウザには、クッキーというものが置かれます。お店でもらう、番号の書いた紙切れみたいなものです。書いてあるのは名前ではなくて、番号です。
ChatGPTを使うと、その紙切れが1枚、置かれることがあります。「__obi」という名前がついています。
紙切れを置くこと自体は、どこでもやっています。MetaやGoogleも、似た仕組みを持っています。出典にも、そう書いてありました。
引っかかっているのは、その紙切れがChatGPTの外でも見せられていた、というところです。

OpenAIは、広告の成果を測る仕組み「Measurement Pixel」を、広告主のサイトに置いてもらっています。
広告主が自分のサイトにその小さなプログラムを入れると、ページを見た、商品を見た、カートに入れた、買った、という動きを送れるようになります。
その仕組みが入っているサイトを、ChatGPTと同じブラウザで開くと、さっきの紙切れが一緒に送られていた、と報告されています。
Buchodi はAndroid版Chromeでの検証で、オンラインショップやイベントの予約サービスなど、12のサイトから同じ紙切れが送られるのを見たとしています。送られていたのは見たページの住所で、クエスチョンマークから後ろの部分は消えていました。
そしてこの紙切れは、ブラウザの中に最長で1年ほど残り得るとされています。
間違えないでほしいことが2つ

1つ。会話の中身が送られた、という報告はありません。ChatGPTに打った文章が広告主に渡った、という話ではないんです。
2つ。「その番号があなたのアカウントと結びついている」は、Buchodi の推測です。手に入れたデータの中に、アカウントを示すものとあの紙切れが一緒に入っていたので、つなげられるはずだと見ている、という段階です。実際につないでいる場面は、まだ見つかっていません。
だから、こわがる話ではないんです。気をつける場所が1つ増えた、という話です。
OpenAIも、この広告の仕組みがあること自体は公式に説明しています。ただ、OpenAIのクッキーポリシーでは「__obi」はアナリティクス(分析)クッキーとして掲載されています。Buchodi は2026年9月14日に、なぜ分析用として載っているのかと問い合わせましたが、社内で確認するという返事だけだったそうです。
1つめ|今日一回だけの掃除

置かれた紙切れは、消せます。
ブラウザの設定を開いて、「プライバシー」と書いてあるところを探してください。その中に、保存されているサイトのデータを見るところがあります。そこで openai の名前を打って、出てきたものを削除します。
Safariなら「設定 → プライバシー → Webサイトデータを管理」。Chromeなら「プライバシーとセキュリティ」の中です。見出しの言葉は機種や年によって少し違うので、「プライバシー」と「サイトのデータ」の2つの言葉を手がかりに探すと、だいたいたどり着けます。
消すと、ChatGPTに入り直すことになります。それだけです。今までの会話は消えません。
ただ、消しても、また置かれることはあります。報告には、広告のためのものを断っていても、分析のためのものを許可していれば置かれる場合がある、と書いてありました。だから、掃除は今日のぶんです。
2つめ|まとめて断る設定

さっきの紙切れは、よそのサイトでも見せられる種類のものでした。これを、まとめて断る設定がブラウザにあります。
Chromeなら「設定 → プライバシーとセキュリティ」の中に「サードパーティのCookie」という項目があります。ここを「ブロックする」にします。
Safariを使っている方は、もう入っています。最初から、よそのサイトをまたぐ追いかけを防ぐ設定がオンになっています。だからSafariの方は、2つめの設定はたぶんもう済んでいます。
3つめ|ブラウザを2つに分ける

これがいちばん簡単で、いちばん長く効きます。
AIを開くブラウザを1つ決めてください。そして、買い物と調べものは別のブラウザでやる。Macなら、ChatGPTはSafari、買い物はChrome。逆でもいいです。
入れるアプリも、覚える手順もありません。ふだん使うアプリを2つに分けるだけです。
紙切れはブラウザごとに別で持たれるので、分けたほうのブラウザには、あの紙切れはついてきません。
発信している人へ|向きを裏返すと

今日の話は、送られる側の話でした。でも、自分のおうちで商売をしていると、送る側にもなります。
自分のホームページや申し込みのページに、よその会社からもらった小さなプログラムを貼ることがあるんです。アクセス解析。広告の成果測定。予約システムの埋め込み。ぜんぶ、それです。
貼ったとき、あなたのお客さんにも、今日と同じことが起きます。
貼るのをやめろ、とは言いません。必要だから貼るんです。ただ「うちのページに、いま何を貼っているか」を1行だけ書き出しておいてください。思い出せないものが1つあったら、それは外していいものです。
きょうの結論

AIで気をつける場所は、画面の中だけではなくなりました。
打ち込む前に手を止める。それは、ずっと正しかったんです。ただ、それで全部ではなくなった。
今日の一歩は、これだけです。いま使っているブラウザとは別のブラウザを、一回開いてください。そこで、ChatGPTに入り直す。
それで、今日のぶんは終わりです。
動画でも同じ話をしています
よかったらみてください
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出典: GIGAZINE「ChatGPTを開いた後に別サイトで見たページの情報がOpenAIへ送られる仕組みが指摘される」(2026年9月25日)/MarTech「OpenAI testing third-party-style tracking in ChatGPT ads」


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