
まだ足りないところがあるものを、人に出すのは、相手に悪い気がする。
そう思って、講座やメニューを出す日を、先に延ばしていませんか。
先に言っておくと、ていねいに作りたい、という気持ちは、とても大事です。きょうは、その気持ちを持ったまま、出せるようになる話をします。
悪い気がするのは、先に伝えていないから

まだ足りないのに出すのは、不誠実なんじゃないか。止まっている人の多くは、ここで引っかかっています。
でも、相手をがっかりさせるのは、足りないところがあったときでしょうか。
たとえば、お店の新しいメニューに「試作中です」と書いてあったら。少し味がぶれていても、腹は立ちませんよね。むしろ、感想を言ってあげたくなります。
同じ味で「看板の一品です」と書いてあったら、話は変わります。
がっかりするのは、言われていたことと、届いたものが、ちがったときです。
誠実かどうかは、できあがりの具合では決まりません。先に何を伝えておいたかで決まります。
直すことには、終わりがありません。1つ直すと、次の足りないところが見えてきます。でも、先に伝えておくことは、きょう終わります。短い文が、1つあればいいからです。
「ミスがあるかもしれません」から始めた鑑定

僕は、その人の物語を1冊にまとめて届ける鑑定を作りました。中身はAIが作る仕組みです。
最初は、100件を目安に、無料で受けてもらうことにしました。そのとき、受けてもらう条件を、2つだけ先に書きました。
- ミスがあるかもしれないことを、分かったうえで受けてもらうこと(個人の情報には十分に気をつけます。一緒に作り上げてもらえたら、うれしいです、と添えて)
- 受け取ったら、必ずまわりに紹介してもらうこと
200件のところで有料に切り替えたら、申し込みはぐっと減りました。それでも、前に受けた人が紹介してくれて、3週間で300件を超えました。
ミスがあるかもしれない、と先に書いたものが、ここまで届きました。
案内の頭に「おことわり」を置く手順

手を動かす順番は、3つです。
1つ目。受けてもらう数の目安を決めます。 僕の場合は、100件でした。1人で受けられる数が少ないなら、最初から少しだけお金をいただく。受け付ける時間を、午後の2時間だけに絞る。そういう決め方もあります。数が決まると、どこまで引き受けるかが、自分の中ではっきりします。

2つ目。おことわりを作ります。 この文は、AIに下書きさせて構いません。作っているものの中身を、思いつく順に伝えます。キーボードが面倒なら、マイクのボタンを押して、しゃべるだけで入ります。続けて、こうお願いします。
> まだ作り上げている最中で、足りないところがあるかもしれない、と正直に伝えるおことわりを、短く作ってください。一緒に作ってもらえたらうれしい、という気持ちも入れてください。
AIからは、こんな感じの文が出てきます。
> この講座は、いま作り上げている最中です。至らないところがあるかもしれません。気づいたことを教えていただけたら、次の方のために直していきます。
これを、案内のいちばん上に置きます。値段や日にちより先です。ただ、返ってきた文はそのまま貼らずに、ふだんの自分の口ぐせに寄せておきます。自分の口から出ない言葉は、読む人にも伝わるからです。

3つ目。おことわりの下に、受け取った人へのお願いを、1つだけ書きます。 僕が書いたのは「受け取ったら、まわりに紹介してください」でした。あなたの場合は「ひとことだけ感想をください」でも大丈夫です。お願いが1つに決まっていると、受け取った人も迷いません。そして、まず1人に出します。
おうちで1人で仕事をしていると、作る人も、直す人も、決める人も、全部自分です。だからこそ、先に伝えておく1文が、自分を守ってくれます。
今日の一歩

出せずにいるものを1つ思い浮かべて、おことわりの最初の1文だけ、AIに下書きしてもらってください。使うかどうかは、あとで決めていいです。
まとめ

足りないまま出すことと、黙って出すことは、別のものでした。
先に伝えておけば、受け取った人が、一緒に作り上げる側に回ってくれます。完成を待つより、おことわりを1つ置くほうが、ずっと早く、ていねいさが届きます。
僕はこう思うけど、あなたはどう思う。
動画では、おことわりの頼み方を、もう少しゆっくり話しています。
YouTubeで説明してます
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