予定表を作った日から、1本も書けなくなる|AIで計画が1分で出る時代の「日付」の外し方

AI活用

「今月は、ちゃんと投稿しよう」

そう決めて、カレンダーを開いて、1ヶ月ぶんの予定を全部埋めた日。ありませんか。

表ができあがった、まさにその瞬間に、すっと熱が引く。そして次の日から、1本も書けない。

長いあいだ、これは自分の気合いが足りないせいだと思っていました。でも、たぶん違います。表の形の話でした。

表ができた瞬間に、何が起きているか

やる気は、やっている途中で減るものだと思われています。

でも僕の場合は、もっと前に消えていました。「いつまでに、何本」が決まった、その時点です。

なぜかというと、表ができあがった瞬間に、きょうの自分が、きのうの自分の部下になるからです。

決めた人と、やる人が、別の人になってしまう。

きのうの自分は、たいてい調子がいい日の自分です。その人が配った仕事を、きょうの自分が受け取る。受け取った側は、選べません。選べないものは、だんだん重くなります。

僕は27年つとめた会社を辞めて55歳で独立しましたが、決まった予定に自分を従わせるのは、いまでもいちばん苦手です。

計画そのものは、悪者ではありません

じゃあ計画を立てるな、という話かというと、それは違います。

僕がいた会社には、30年かけて達成する計画がありました。目標に届かなかった年、社長が店長会議の壇上で、深々と頭を下げて謝りました。そして翌年、満面の笑顔で「やっと第1期が終わった」と報告した。

あれを見ているので、計画そのものを悪者にする気は、まったくありません。

引っかかっているのは、計画のほうではなく、その表の中に「見張り役」まで入れてしまうところです。

AIが来て、この落とし穴は深くなりました

1ヶ月ぶんの投稿計画。いまは、AIに頼めば1分で出てきます。

日付が入って、曜日が入って、テーマまで並んだ、きれいな表が出てきます。

作るのは1分。でも、守るのは30日です。

昔は、表を作ること自体がめんどうでした。そのめんどうが、じつはブレーキになっていた。

いまは、そのブレーキがありません。だから前より簡単に、自分を見張る表が手に入ってしまいます。

AIが悪いわけではないです。頼まれたとおりに、きれいに作っただけなので。だったら、こちらの頼み方を変えればいい。

直すのは3つだけ

1つ目。表の一番上に、何のための表かを書く

消すのは日付のほうで、ゴールは消しません。

表の一番上に、ひとこと書いておきます。「これは、誰に、何を届けるための表なのか」。

たとえば、「去年の自分と同じところで止まっている人に、うちのやり方を届ける」。

これが書いてあると、予定が1つ飛んだ日でも、何のためにやっていたかは残ります。残っていれば、戻ってこられます。

2つ目。目に入れるのは、きょうの1つだけ

1ヶ月の表は、作っていいです。ただ、開きっぱなしにしない。紙なら、閉じる。画面なら、その画面を閉じる。

見えていると、毎日それに責められます。責められた日は、書けません。

朝ひらいて見るのは、きょうの1つだけでいい。AIに頼むなら、そのまま、こう打ってください。

> 「きょうぶんの1つだけ教えてください。残りは出さないで」

これだけで、返ってくるものが変わります。

3つ目。表に日付を入れない。順番だけにする

ここが、いちばん持って帰ってほしいところです。

日付が入っていると、できなかった日が「バツ」になります。バツが並ぶと、その表を見るのが嫌になって、表ごと見なくなる。だいたい、ここで終わります。

順番だけの一覧なら、できなかった日は、うしろにずれるだけです。遅れはしますが、失敗にはなりません。

AIへの頼み方は、こうです。

> 「日付は入れないで、順番だけの一覧にしてください」

もう1つ足すなら、こうです。

> 「できなかった日は書かないで、やった日だけ並べてください」

覚えておく、並べておく、記録しておく。このあたりは、機械のほうがずっと向いています。ここは、まるごと渡していいところです。

人の側に残る仕事

そうやって渡していくと、あなたの手元には、何が残るのか。たぶん、1つだけです。

きょう、おもしろいと思ったほうへ、手を伸ばすこと。

予定の外にあったものが、いちばんいい投稿になったりします。

予定表は、あなたを見張るための道具ではありません。あなたを助けるための道具です。見張る係は、あなたが持たなくていい。

きょうの一歩

きょうの一歩に要るのは、消しゴムだけです。

いま使っている予定表の日付を、1か所だけ、消してください。

消したあと、そこに何を書くかは、決めなくてかまいません。「消していいんだ」と分かったら、きょうはそれで合格です。

まとめ

熱が引くのは、続ける力が足りないからではありません。表ができた時点で、決める人とやる人が分かれてしまうからです。

そして、その表がAIで1分で作れるようになったぶん、うっかり自分を見張りやすくなりました。

だから、頼み方だけ変えます。表の上には、誰に何を届けるためかを書く。目に入れるのは、きょうの1つだけ。日付は入れず、順番にする。

できた、できなかったを覚えておく係は、こちら側で持たなくていい。

あなたの予定表の一番上には、何のための表かが、書いてありますか。

動画では、AIへの頼み方をそのまま打てる形で話しています。

YouTubeで説明してます

よかったらみてください

▼チャプター

0:00 オープニング

0:37 きょう持ち帰る3つ

0:53 表ができた瞬間に、何が起きているか

1:43 計画そのものは、悪者ではありません

2:19 AIが来て、この落とし穴は深くなりました

3:07 1つ目 表の一番上に、何のための表かを書く

3:32 2つ目 目に入れるのは、きょうの1つだけ

4:06 3つ目 日付を入れない。順番だけにする

4:40 覚えておく係は、機械に渡す

5:14 きょうの一歩

5:30 まとめ

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