人と会った日の夜、玄関で座り込んでしまう人へ|疲れの出どころは「顔だけ合わせた時間」でした

AI活用

人と会った日の夜、なにもできなくなること、ありませんか。

玄関で靴を脱いだところで力が抜けて、そのまま座り込んでしまう。しかも、そういう日にかぎって思うんです。私は人が好きなはずなのに、どうしてこんなに疲れるんだろう、って。

先に、ひとつだけお伝えさせてください。あなたが人を嫌いになったわけでも、この仕事に向いていないわけでもありません。

疲れの分かれ目は、人数でも時間の長さでもありません

同じように人と会った日でも、へとへとになる日と、意外と平気な日があります。

分かれ目は、そのあいだ、内側で何を思っていたかです。

本当はちょっと困っている。早く終わらないかな、と思っている。なのに、顔はにこにこしている。この、内側と外側がちがったまま過ごした時間。これが長い日ほど、あとからどっと来ます。

僕にも、その差がはっきり出た時期がありました。一日じゅう笑っていても、なんともない日がある。逆に、たいして忙しくもないのに、帰り道で肩が重い日がある。思い返すと、その日は顔だけ動かしていました。

休みが足りないんじゃないんです。顔だけ合わせている時間が、長すぎただけなんです。

会う前に、心のなかでひとことだけ

じゃあ、どうするか。にこにこするのをやめましょう、という話ではありません。それだと、ただ感じの悪い人になってしまいます。

やることは、顔の外側ではなくて、内側を先に少し動かすことです。

人と会う前に、心のなかでひとことだけ言ってから会ってください。たとえば「この人、朝からずっと困っていたのかもしれないな」。

声に出さなくていいです。相手に伝える必要もありません。自分の中で、一回そう言うだけです。

たったこれだけなんですけど、なかから出てくるものが変わります。相手の事情をひとつ想像した瞬間に、こちらの気持ちがほんの少しやわらぐんですね。そうすると、笑顔を作らなくてよくなります。出てきたものを、そのまま出せばよくなる。

同じ人と、同じ時間だけ話しても、帰ってからの重さがちがいます。

上手に休むより、「返さない時間」を決める

もうひとつ、大事なことがあります。

疲れているのは、気持ちを使ったからではありません。気持ちの使い方を、自分で決められないからです。

通知が鳴るたびに、気持ちを持っていかれる。今この人の話を聞こうと決めていないのに、聞かされている。この「決められない」が、いちばん減らします。

だから、休み方を上手にしようとしなくていいです。かわりに、やめる時間を決めてください。

紙に一行だけ書きます。「夜8時を過ぎたら、返信しない」。時間はご自分の暮らしに合わせてくださいね。夜9時でも、お昼の1時間でもいいです。

書いたら、その紙を、目に入るところに貼っておいてください。頭のなかで決めるだけだと、鳴った瞬間に負けます。貼っておくと、鳴っても「ああ、今は決めてある時間だ」と思えるんです。

AIには、返事を作らせる前に「気持ち」を預ける

AIの使い方も、ひとつだけ足しておきますね。

疲れた日にAIを開いて、こうお願いする人が多いんです。「この人に、こう返したいので、文章を作ってください」。

気持ちは分かります。楽ですし、早いです。でも、これをやると、自分が何を感じていたのかが、置いていかれたままになります。返事だけがきれいに片づいて、もやもやだけ残るんですね。

順番を、逆にしてみてください。まず、こう打ってみてほしいんです。そのまま真似していただいて大丈夫です。

> 今日あったことを話します。返事の文はまだ要りません。私が何を感じたのかを、言葉にするのを手伝ってください。

このあとは、話し言葉のまま打って大丈夫です。きれいにまとめなくていいですし、途中で終わっていても構いません。

そうすると、AIは文章を作らずに、こちらに聞いてくれます。どこがいちばん引っかかりましたか、というふうに。答えているうちに、自分でも気づいていなかったものが出てきます。あの一言が嫌だったんじゃなくて、聞いてもらえなかったのが嫌だったんだな、とか。

そこまで来てから、必要なら返事を作ってもらえばいいです。

寝る前に、ひとつだけ書き出す

最後は、もっと短い一手です。

一日の終わりに、こう自分に聞いてみてください。「今日、顔だけ合わせた場面はどこだった?」。

思い浮かんだものを、ひとつだけ書き出します。直さなくていいですし、反省もしなくていいです。

何日か続けると、すり減るのはいつも同じ場面だと見えてきます。場所が分かったら、次はその手前に、さっきのひとことを置けます。

どこで消耗しているかを知って、その手前に、ひとこと置く。やることは、これだけです。

一人でやっている人ほど、ここが効きます

おうちで仕事をしていると、対応も、連絡も、ぜんぶ自分のところに来ます。代わってくれる人がいないので、気づかないうちに、一日じゅう顔だけ合わせている状態になりがちなんです。

そこで消耗しきってしまうと、いちばん大事なところができなくなります。目の前のひとりに、ちゃんと向き合うことです。

だから、人に会う量を減らさなくていいんです。顔だけ合わせている時間のほうを、減らしてください。

それでも、しんどい日が続くときは、ひとりで抱えないでくださいね。誰かに話すだけでも、ずいぶんちがいます。

今日の一歩

今日は、紙とペンだけ用意してください。

一行、こう書きます。「この時間は返信しない」。時間はご自分で決めてください。今週のどこか一日だけでも大丈夫です。

書けたら、目に入るところに貼ってください。今日はそこまでで十分です。

まとめ

内側で思っていることと、外に出している顔。このふたつがちがったまま過ごした時間が、あとから重さになって返ってきていただけです。

  • 会う前に、相手の事情をひとつ想像してから会う
  • 気持ちを使わない時間を、自分で決めて紙に貼る
  • AIには、返事より先に、自分の気持ちを言葉にしてもらう

人を好きな気持ちのほうは、なにも直さなくていいんです。直すのは、顔と内側のあいだにできた、ずれのほうです。

動画では、この流れを絵と声でゆっくり説明しています。

よかったらみてください

こういう日々のやりくりを持ちよっている場所が、オープンチャット「おうちAI研究所」です。今日はしんどかったな、という日に、のぞいてもらえたらうれしいです。黙って読んでいるだけの方も、たくさんいらっしゃいますよ。

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