「それは私が見ないと」が減らない人へ|決めた中身は残るのに、見たところが残っていませんでした(AI初心者向け)

AI活用

人に頼もうとしたのに、結局「それは私が見ないと」と言って、自分で抱えてしまう。AIに頼んだときも同じで、出てきたものを、最後は全部、自分で決め直している。

この記事は、僕のところで毎晩9時に届く、質問1つだけの小さな仕掛けの話です。

決めるのは早いのに、見たところが残らない

ひとりで商売をしていると、小さなことを、ずっと決め続けています。これは出す。これは今回はやめておく。この値段でいく。この言い方はやめる。

決めるのは、早いんです。迷わずに決められる。でも、なぜそう決めたのかと聞かれると、ちょっと黙ってしまう。

決めた中身は残るのに、どこを見て決めたかは、どこにも残っていない。だから、次に似た話が来たとき、ほかの誰も決められません。AIも、手伝ってくれる人も。結局、また自分のところに戻ってきます。

毎晩9時に、質問が1つだけ届く

8月の終わりに、AIにこんな意味のことを頼みました。「僕が見送ったものの中で、基準が分からないものがあったら、質問してほしい」。

それから毎晩9時に、質問が1つだけ届くようになりました。聞かれるのは、その日に僕が見送ったもの。それか、OKは出したけれど、理由が言葉になっていないものです。形は、だいたい決まっています。

「今日、これを見送ったよね。次に似た話が来たとき、僕は何を見て決めればいい?」

聞き方の決まりは2つです。聞くのは1日に1つだけ(全部聞くと、取り調べになってしまうので)。見送ったのが正しかったかどうかは、聞かない。決めたのは僕なので、そこは問いません。

なぜ、ではなく、次は何を見るか

聞かれるのは、なぜ決めたのか、ではありません。次に似た話が来たら、何を見ればいいか、です。

なぜ、と聞かれると、正しかったかどうかを説明したくなります。次は何を見る、なら、正しかったかどうかは関係がありません。見るところだけ答えればいい。

講座の値段を決める場面のことを聞かれた晩がありました。その日、出てきた数字が3つあって、どれもばらばらだったんです。その夜、僕が返したのは「1か月あたりの値段に、月の数をかけて、キリのいい数字」でした(記録の言い回しを、少し読みやすくしています)。

10月のはじめには、ある書類を「もうちょい考えよう」とだけ言って止めた日がありました。受け取ったAIは、僕が何を気にしたのかを推しはかって書き直すしかありませんでした。その夜の質問はそこで、僕が返したのは「人の手間が減る時間と、金額だね」でした。

どちらも、短い言葉です。書き残しておけば、次に似た話が来たとき、最初の案を同じ物差しで出してもらえるはずです。正直に言うと、まだ、そこまではやっていません。

答えは、気づく場所で

答えていない夜も、たくさんあります。質問は仕事用のチャットに届くのですが、僕はそこになかなか気づかないんです。ラインでも返事ができるようにしてあって、さっきの2つの返事も、ラインから返したものです。

問いは、気づく場所に置かないと、答えないまま流れていきます。

いちばん小さい形

同じ仕掛けを作らなくて大丈夫です。夜、寝る前に、今日「今回はやめておこう」と思ったことを、1つだけ思い出します。そして「次に似た話が来たら、何を見て決める?」と自分に聞いて、出てきた答えを、スマホのメモに短く書いておきます。

自分で聞くのがしっくりこない人は、AIにこう打ってみてください。

「今日やめておいたことを1つ話します。次に似た話が来たとき、何を見て決めればいいか、質問を1つだけしてください」

AIは、質問を1つ返してきます。それに答えるだけです。答えが出てこない日は、それで終わりにして大丈夫です。

まとめ

「私が見ないと」が減らないのは、決める力とは関係がありませんでした。決めた中身は残っても、どこを見たかが残っていなかった。理由は、そこにありました。

今夜、今日やめておいたことを1つ選んで、「次は何を見る?」と自分に聞いてみてください。

僕はこう思うけど、あなたはどう思う。

動画では、絵を出しながら順番に話しています。

よかったらみてください

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