写真や資料をAIに渡して「これを見てまとめて」と頼んだのに、返ってきた答えがどうもずれている。そんなとき、自分の頼み方が悪いのかなと思って、言い方を何度も変えていませんか。
きょうは、僕のところで実際に起きたことから話します。

届いていたのは、止まった絵が1枚だけ
10月12日のことです。僕には、仕事を任せているAIがいます。僕は「AI秘書」と呼んでいます。そのAI秘書に動画を渡して、ある人に聞く質問を作ってもらおうとしました。
返ってきたのは、質問が21問。ところが、あとで分かったんです。AIの手元に届いていたのは、動画ではありませんでした。止まった絵が、1枚だけでした。
相手がどんな人なのかも分からないまま、AIは、足りないところを想像で埋めて、21問を書いていたんです。僕は「なんで確認しないで、勝手にやるんだー」と言いました。「信頼できないな」とも。

21問は、仕事をしたように見えた
21問という数だけ見ると、AIはちゃんと仕事をしてくれたように見えます。でも、その質問を作るのに要る動画は、AIの手元にありませんでした。
答えがずれているとき、僕たちは言い方のほうを直したくなります。でも、直すところが、そもそも違っていることがあるんです。
ひとつ断っておくと、AIは動画が読めない、という話ではありません。どんな形のものが、どこまで届くかは、使う道具や渡し方で変わります。だから、言い方を変える前に、まず何が届いたのかを知る。この順番がいちばん伝えたいことです。

やり方1 渡したら、届いたものを言ってもらう
AIに何かを渡したら、まず「受け取ったものを、ひとことで言ってみて」と送ります。お店で注文すると、店員さんが注文を読み上げてくれますよね。あれと同じです。
これは、僕がいつもやっている方法ではありません。今回のことがあって、読み上げてもらえば早く気づけたかもしれない、と考えたやり方です。よかったら、やってみてください。

やり方2 返ってきた一言と、渡した数が合っているか
返ってきた一言に出てくる数を、渡したものと合わせます。
- 写真なら、何枚か
- 資料なら、何ページか
- 動画なら、「動画」と言っているかどうか
たとえば、お客さんのアンケートの写真を3枚渡したのに「写真が1枚」と返ってきたら、2枚は届いていません。ただ、この一言だけで全部が分かるわけではありません。長い資料の途中が抜けていても、一言には出てこないこともあります。それでも、何も確かめないで進めるよりは、気づきやすくなります。

やり方3 違っていたら、そこで止めて渡し直す
数が合わなかったら、まとめや下書きには進みません。そこで止めて、もう一度渡し直します。それでも届かないときは、大事なところを自分の言葉で短く書いて渡すのも、ひとつの手です。動画なら、誰が、何について話しているのかを3行くらいで。
ちなみに、僕のAI秘書の側にも、このあと決まりをひとつ入れました。作り始める前に、要る材料が全部手元にそろっているかを見る。1つでも無ければ、作らずに、1問だけ聞く。

ひとりの仕事で、困らないために
たとえば、申し込みをくれたお客さんの一覧を渡して、お礼のメールの下書きを頼んだとします。もし一覧の途中までしか届いていなかったら、後ろのほうの人が抜けたまま、下書きができあがるかもしれません。それに気づかず送ってしまったら、お礼が届かない人が出ます。
自分ひとりで仕事を回していると、そこを見てくれる人は、ほかにいません。だから、渡したあとに、届いたものを確かめる。

今日の一歩
次にAIに何かを渡したら、「受け取ったものを、ひとことで言ってみて」と送ってみてください。返ってきた一言と、渡したものの数が合っているかを見る。1回だけで大丈夫です。

まとめ
ずれた答えの原因は、言い方ではなく、渡したものの届き方にあることがあります。届いたものを言ってもらう。渡した数と合わせる。違っていたら、渡し直す。この3つで、想像で書かれた答えに早めに気づけるかもしれない。僕は、そう思っています。
YouTubeで説明してます。よかったらみてください。
渡し方で迷ったときに、人どうしで相談できる場所として、LINEのオープンチャット「おうちAI研究所」があります。気になったら、のぞいてみてください。
▼出どころ
- この記事の出来事は、僕の仕事の記録(2026年10月12日)からです。相手の方のお名前と用件は伏せています。
- 「3つのやり方」は、この出来事のあとに僕が考えたもので、僕がいつもやっている方法ではありません。


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