
AIに聞いて、答えはちゃんと返ってきた。長い。ていねい。
なのに、読み終わったあと、手元には何も残っていない。こういうこと、ないですか。
先に言っておきますね。読む力があるかないか、という話ではありません。並べ方が、こちらに向いていなかっただけでした。
60ページを、9枚目でギブアップしました

少し前に、60ページを超える資料が、僕のところに届きました。
ちゃんと読まないとまずいな、と思って、読み始めたんです。
9枚目でダウンでした。いや無理だ、と思って、そこで手が止まりました。
どうしようかな、と思って、とりあえず、そのままAIに放り込みました。
ここで僕、短くして、とは言っていないんですよ。書いたのは、読みながら自分が感じていたことのほうでした。
同じパターンの繰り返しで、なんだかくどいんだよな、と。
「くどい」と書いたら、表が返ってきました

そしたら、返事はこうでした。それはそうですよ、確認しますね、と。
表を作ってきたんです。同じ言い回しが何回出てくるかを、数えた表でした。
1ページに1.5回くらい、同じ単語が入っています、と。
そのあと、向こうから言ってきました。この文章を、そのまま短くしてみましょうか、と。
いいからお願い、と返したら、18ページになって戻ってきました。
すべっていたのは、並べ方のほうでした

いまのは、人から届いた資料の話でした。でも、まったく同じことが、AIの答えのほうでも起きています。
聞いたことに、答えはちゃんと返ってくる。長い。ていねい。
なのに、読み終わって、で、結局どうすればいいの、と、もう一回聞き直す。
あれをやったあと、たいてい、自分を責めるんですよね。私、読む力が落ちたのかな、と。
ちがいます。並べ方が、こちらに向いていなかっただけなんです。
AIは、何も言われないと、詰めこんだ形で出してきやすいんですよ。びっしり並んだ箇条書き。どれも同じ長さの行。かたい言葉。
機械が扱うぶんには、たぶんそれがいちばん都合がいいんだと思います。でも、人の目は、そこを、すべっていきます。
責める場所が、ずれていた。それだけのことなんですね。
読むのをやめた理由を、そのまま渡す

やり方を、3つに分けて置いておきます。
1つ目。読めないな、と思ったら、そのやりとりの中に、読むのをやめた理由を書いてください。
長い。同じことが何回も出てくる。どこから読んだらいいか分からない。これで十分です。整った文にしなくていいですよ。
さっきの資料のときも、僕が書いたのは、くどいんだよな、の1行だけでした。それだけで、向こうが数えて、直す場所まで持ってきました。
AIは、こちらが何に困っているかを、言われるまで知りません。困りごとを1つ渡すと、直すところを、向こうが探しにいきます。
「読みにくい」しか出てこない日もあります

2つ目。困っていることが、読みにくい、しか出てこない日もあります。それで十分です。
見やすくして。
これも、困っていることを1つ渡したのと同じです。見出しがついて、まとまりごとに分かれて、たとえ話まで足されて返ってきます。
中身は減っていません。並び方だけが、変わっています。
3つ目。新しく質問をし直さないでください。さっきの話の続きとして、同じところに書くのがコツになります。
別のところで聞き直すと、こちらの困りごとを知らないまま、また最初から書きはじめます。
きょうの一歩

途中まで読んで、そのまま閉じたやりとりが、ひとつありますよね。
それを開いて、読むのをやめた理由を、そのまま打ってみてください。
まとめ

読めなかった理由は、あなたの側には、ありませんでした。
同じ中身でも、並べ方ひとつで、入ってくるか、すべっていくかが変わります。
そして、並べ直してもらうのに要ったのは、じょうずな言葉ではありませんでした。僕が書いたのは、くどいんだよな、の1行です。それで、18ページになって戻ってきました。
読めないと思ったら、閉じる前に、やめた理由を、そのまま渡してみましょう。
動画では、画面でお見せしながら話しています。
YouTubeで説明してます
よかったらみてください
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読みきれずに閉じたものを、そのまま持ち込める集まりもあります。おうちAI研究所です。読めたふりをしなくていいところなので、気が楽だと思いますよ。
気になったら、のぞいてみてください
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