伝えてあったはずの出し先とは違うほうに、動画が25本、出ていました。僕のところで、8月に実際にあったことです。
顔を出さずに発信するために、本名のアカウントとは別に、もう1つ名前を作る人がいます。名前が2つになると、いまどちらで開いているのか、自分でも分からなくなる瞬間が出てきます。
この記事では、その25本の件と、僕自身がやった取り違えの件、そして名前を2つ持つ人が取り違えを防ぐやり方を3つ、まとめておきます。

25本が、違うほうに出ていった話
僕は、YouTubeのチャンネルを2つ持っています。AIで作った動画を出すほうと、オンラインのセッションの録画を出すほうです。
8月14日のことです。僕は、ふだん仕事を頼んでいるAI秘書に動画を上げてもらうとき、どちらのチャンネルに出すかを、最初からはっきり伝えていました。
ところが、AI秘書は、出す先を実物で確かめないまま、25本を、もう片方のチャンネルに上げていました。AI秘書は最初、古い説明書きのせいにしかけました。僕の返事は「確認漏れじゃん」でした。

書いてあることは、主張にすぎない
同じ日の記録には、僕のこんな言葉も残っています。「3現主義です。ちゃんとやってくれ」。
3現というのは、現場、現物、現実のことです。書いてあることは、あくまで主張です。本当にそうかは、実物を見て確かめる。
AIにとっての実物は、出す先そのものです。では、僕たち人間にとっての実物は何か。画面に出ている、いま開いている名前です。

僕も、そっくりの画面を取り違えた
取り違えたのは、AIだけではありません。
インターネットを見るためのアプリを、ブラウザと呼びます。10月のはじめ、AIが作業のために開いた、いつも使っているものとそっくりの別のブラウザを、僕はいつものだと思って使っていました。
よく見るページの登録が消えた、と僕はAI秘書に相談しました。でも、どこも消えていませんでした。見ていた窓が違っただけでした。
見た目がそっくりだと、人もAIも、どちらを開いているかを確かめないまま進んでしまいます。

やり方1 2つの見た目を、はっきり変えておく
1つめは、2つの見た目を、ひと目で分かるくらい変えておくことです。
そっくりのブラウザには、このあと、どのページにも「下書き用」と書いたオレンジの帯が出るようになりました。
発信用の名前なら、丸いアイコンの絵や色を、本名のほうとまったく違うものにしておきます。似た写真を両方に使っていると、小さな丸の中では見分けがつきません。

やり方2 押す前に、名前を読む
2つめが、いちばん覚えて帰ってほしいやり方です。投稿やアップのボタンを押す前に、いま開いている名前を、1回、読みます。
- パソコンなら、右上の丸いアイコンを押すと、いま開いている名前が出ることが多いです
- スマホのアプリでは、左上や、下のほうに出ることもあります
できれば、小さく声に出して読みます。目で見るだけだと、見たつもりで通りすぎてしまうからです。読んだ名前が、出したいほうと違ったら、そこで止めて切り替えます。
伝えたことでも、書いてあることでもなく、いま画面に出ている名前を見る。これが、人にとっての実物を確かめることです。

やり方3 消えた、と思ったら、先にどっちを開いているかを見る
3つめは、何かがおかしいと感じたときのことです。いつもの投稿が見当たらない。保存したはずのものが消えている。そう思ったら、壊れたと決める前に、いまどっちを開いているかを見ます。
僕の場合は、消えたのではなく、別の窓を見ていただけでした。これは窓の話ですが、名前を2つ持っているときも、同じ形になりえます。もう片方の名前で開いていないか、先に見ておくと、慌てずに済みます。

きょうの一歩
結論は、押す前に、名前を読む、です。
きょうは、ふだん投稿しているアプリを1つ開いて、画面の上のほうや、アイコンを押した先で、いま開いている名前を探して、1回読んでみてください。名前を2つ持っている人は、もう片方に切り替えて、そちらの名前も読んでみます。2つのアイコンが見分けにくかったら、きょうのうちに片方の絵を変えておきます。
名前を分けて、顔を出さない発信を続けるのは、とてもいい工夫だと思います。ただ、分けたぶんだけ、押す前に確かめる一手が1つ増えます。伝えることと、確かめることは、別の一手でした。

動画はこちら
動画では、各シーンのイラストと一緒に、もう少しゆっくりお話ししています。
YouTubeで説明してます
よかったらみてください
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ほかの人が名前をどう分けているのかは、ラインのオープンチャット「おうちAI研究所」で尋ねることもできます。
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