ChatGPTの答えの下に、広告が並び始めました|きょう3分、自分の画面を見ておく

AI活用

AIに「どれがいい?」と聞いて、返ってきた1つを、そのまま信じて動いたこと。

たぶん、あると思います。僕も、あります。

けさ出た記事に、その「返ってきた1つ」の、すぐ下の話が載っていました。

先に言っておくと、慌てる必要はありません。ただ、きょう3分だけ、やっておくと後で効くことがあります。

AIの答えの下に、広告が並ぶ場所ができました

米Amazonの広告部門であるAmazon Adsが9月10日(現地時間)、ChatGPTを作っているOpenAIと提携し、ChatGPT上での広告配信に対応すると発表しました(ITmedia AI+ 2026年9月11日)。

Amazon Adsの広告主は、自社のキャンペーンをChatGPTの会話型広告枠に広げられるようになります。

言いかえると、AIの答えの下に、広告が並ぶ場所ができた、ということです。

出る場所も、出る人も、もう決まっています

ここが、いちばん先に知っておきたいところでした。

まず、出る場所です。広告が出るのは、ChatGPTのアプリの中。それも、返ってきた答えの「下」です。文字か、画像の形で出ます。答えの中に、こっそり混ざるのではありません。

つぎに、出る人です。広告が表示されるのは、無料で使っている人と、Goプランという安いほうの有料プランの人だけ。Plusという、そこから上の有料プランでは表示されません。

OpenAI側の説明は、こうです。広告には必ずラベルを付けて、答えとは分けて置く。広告が、答えの中身に影響することはない。会話の中身を広告主に見せたり、お客さんのデータを売ったりもしない。

そして、今回のAmazonとの組み合わせは、米国の一部の広告主だけのお試しです。日本の広告主や、日本で使っている人への直接の影響は、今のところありません。

ただ、ChatGPTに広告を出す仕組みそのものは、日本にも、もう入ってきています。

つまり、きょうの話は、あしたの請求書ではなくて、これから当たり前になっていくものの、最初の1日です。

看板の塗り替えではなく、棚が1段増えた話です

道具の名前やマークが、ある朝いきなり変わることがありますよね。あれは、外側の話です。中に入れば、ボタンの並びも、押す順番も、だいたい前のまま。

今回は、外側ではありません。答えを見ているところに、新しい1段が増える、という変化です。

これまでの調べものは、検索の画面に、いくつも並びました。並んでいれば、人は自然に見比べます。ところがAIは、たいてい1つしか返しません。1つしか出ない場所の下に、お金を払った人の枠が付く。だから、いつもの調べものとは、少し重みが違うんです。

ここで、テレビの話を1つ。

テレビも、無料で見られて、あいだに広告が入ります。でも、番組と広告を取りちがえたこと、ほとんどないと思うんです。詳しいからではありません。始まり方と、終わり方を、体が覚えているからです。

AIの画面でも、やることは同じでした。知識をためる必要はなくて、いつもの形を、先に体に入れておけばいい。

きょう3分でできる、3つのこと

1つめ。ふだんAIに投げている質問を、そのまま1つ、投げてください。

新しい質問は、しないほうがいいです。きょう見たいのは、答えの中身ではなくて、画面の形のほうだからです。夕飯の献立でも、送り状の書き方でも、いつものやつで十分です。

2つめ。答えが出たら、指で、いちばん下までおろします。

そこに何があるか、目で見ます。たぶん、まだ何もありません。それでいいんです。何も無いのを見た、というのが、きょうの収穫です。無いことを見ておいた人だけが、増えた日に気づけます。

3つめ。その画面を、写真に1枚だけ撮って残します。

スマホなら、画面を写した写真。パソコンなら、画面の写しを1つ。名前のうしろに、きょうの日付を付けておけば十分です。次に何かが増えたとき、並べて見れば、どこが増えたのか、一目で分かります。

ひとりでやっている人が、入れる道

ここから、おうち起業をしている人の話にします。

お客さんが「どれがいい?」とAIに聞く。そういう買い方が、じわじわ増えています。その答えの下に、これからは、お金を払った会社が並ぶ。ひとりでやっている私たちは、そこに札束では入っていけません。

でも、入れる道が、1つだけあります。名前で呼ばれることです。

「どれがいい?」と聞かれるかわりに、「あの人のあれ」と名前で探してもらえていれば、枠の取り合いの外にいられます。

そのために今日できるのは、あなた自身の言葉で書いたものを、1つ、外に置いておくこと。うまい文じゃなくていいんです。あなたの名前とくっついた文が、1つあればいい。

まとめ

AIの答えの下に、広告の置き場所ができました。場所は答えの下、対象は無料と安いプランの人、ラベルは必ず付く。日本への直接の影響は、今のところありません。

これは、看板が塗り替わった話ではなく、棚が1段増えた話です。だから、覚え直すことは何もない。かわりに、今の形を1回だけ見ておく。

怖いのは、広告が入ることじゃないんです。入ったことに気づかないまま、何年も使い続けることのほうです。そして、気づける人というのは、AIに詳しい人ではなくて、前の形を知っている人でした。

だから、きょう3分だけ。いつもの質問を1つして、下までおろして、写真を1枚。それだけで、あなたは、気づける側に立てます。

僕はこう思うけど、あなたはどう思う。

動画では、このあたりをもう少しゆっくり話しています。

YouTubeで説明してます

よかったらみてください

↓

▼出典

Amazon、OpenAIと広告で提携 Amazon DSPの広告主が「ChatGPT」内に広告出稿可能に(ITmedia AI+ 2026年9月11日)

Amazon、OpenAIと広告で提携 Amazon DSPの広告主が「ChatGPT」内に広告出稿可能に
Amazon Adsは、OpenAIと提携して「ChatGPT」上での広告配信に対応すると発表した。広告主はAmazon DSPを通じ、会話画面下にテキストや画像広告を出稿できるようになる。まずは米国の成人無料プラン向けパイロットとして開始...

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